SHERLOCK S1E2 死を呼ぶ暗号 (2)

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SHERLOCKがすごい!とんでもホモだ!と生きるのが辛い感想文。
超ネタバレ注意。
シーズン1のエピソード2「死を呼ぶ暗号」について、(1)のつづき。
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ひょんな事から暗号の本がロンドン地図だとわかったシャーロックことご主人様。
不幸な通行人からかっぱらったロンドン地図をもとに、その場で暗号を解読すると、221Bに
「ジョン!わかったぞ!暗号の基はロンドン地図帳だ!」
って報告しながら駆け込んでくる。
はい早速これ、なにかあったら「ジョン!」出た、2発目
ここだけ見ると主従関係が逆転、ご主人様に褒めてもらいたい犬のようだね、シャロちゃん甘えん坊だね(ぬる微笑)

密輸団に拉致られたジョンとサラ。
ご主人様はロンドン地図を広げてアジトの場所を探すけど、現代版ホームズらしくPC開いてgoogle maps使うとかそういうことはしないのかな(小声)
ああかっぱらった地図持ってたからそのまま開いて使うほうが手っ取り早いのか。

さておき、サラ絶体絶命のピンチで駆けつけたシャーロック。
暗闇の中から、
S「(ジョンは)実物と似ても似つかない」
って、闇に紛れてたらシャン将軍にその“似ても似つかない”実物が見えないじゃないか!!!

S「僕をどう描写する?」
S「機知に富む?活動的?神秘的?」

ここで問題発言ですよ、この探偵野郎は全く!サラが超ピンチだっつーのに!!
字幕では「僕をどう描写する?」だけでさらっと見てるとわかりづらいんだけど、実際シャーロックは

「How would you describe me, John? Resourceful? Dynamic? Enigmatic?」

と、ジョンに問いかけてる
…ジョンと問答してる場合じゃねえ!!!!
このタイミングで承認欲求大爆発か!よ!

でまた腹立つのが、
「機知に富む?活動的?神秘的?」
って、どんだけ褒めてもらいたいんだオマエ!は!よ!はよ助けろ!
それぞれ自覚済みで、さらにジョンに言ってもらいたい3wordsのはずだ。
まだまだまだまだジョンに褒めてもらい足りてないの、もっともっとジョンからの賛辞がほしいの、甘えん坊なの。
ところで、事件さえなきゃ221Bに引きこもってるコミュ障じゃとてもじゃないけど活動的とは言えない!

J「遅い」(その通り!cv.児玉清)

しかしシャーロック、よく首締められるな!
危機一髪のタイミングで、ジョンがでっかいボウガン機みたいなヤツを蹴って槍は悪漢にHIT、見事にサラを助ける、さすが勇敢な元ソルジャーだ!
これでサラにいいとこを見せれたね!(ただし状況がブッ飛んでて異常過ぎる)

今回はあまりにも正当防衛だけど、ジョン、早くもしれっと2人目を殺☆害!サツ☆ガイ!SATSU☆GUY!
ところで英国では、ナイスガイのガイをゲイって言うそうですね、ナイス☆ゲイ!
S3-1で、マグヌッセンがジョンを拉致ってガイ・フォークス(Guy Fawkes)・デイの火で燃やそうとした件。
マグ野郎からの「ジョンはnice guyだな」っていうメールは、ガイ・フォークスのガイとゲイ(ガイ)をかけてるんじゃないでしょうかね、ジョンは残念ながらノンケだけどね!!!!!!!!!!!

事件現場で担当のディモック警部に会ったシャーロック。

S「君の手柄にしろ、君には輝かしい前途を期待してる」
D「あなたに従えばね」
S「Exactly(その通り)」(ヤダー、偉っそう、ムカつく!けどかっこいい!)

暗に、僕に事件を回してくれれば君の将来は安泰だぜ(だから次から頼むよ)と言ってるのか。
レストレード君との馴れ初めもこんな感じだったのだろうか。
しかしディモック警部はこの後出てこないので、シャーロックに事件というエサをくれるクライアントにはなり得なかった模様。
残念ですね、ご主人様!

事件は一段落し、221Bで初めて二人で対面でテーブルに座ってくつろいでいるシーンが出る。
シャーロックは新聞チェック、ジョンはご飯。
シャーロックは室内お決まりの質のよいガウン(光沢のある青)に、ワイン色のシャツ。
ジョンの太いストライプのカットソーが囚人みたいでイイネ・(愛のPrisonerという歌がありましt)
ご飯一緒に食べないのかよ!と突っ込みたいけど、ご主人様はモノを定刻に食べないからこういう風景なんだろう。(捜査中は頭が働かないからと、なおのこと食べない)
ジョンの食事のタイミングに、ご主人は食べないけどこのように対面して語らい、一緒に時間を過ごしていることが伺える。

…対面する必要ある?

一方は食べないのに?(食べる時もあるだろうけど)

わ ざ わ ざ 、対 面 に 座 っ て 。

別 に シ ャ ロ 定 位 置 の ソ フ ァ で 新 聞 読 ん で た っ て い い の に 。

ちょっとした夫婦のひとときだ。
静かで穏やかな空間に満ちた、幸せな時間がここにある。
二人には事件がない時のほうが退屈で不幸せかもせしれないけど、つかの間の休息時間に、冒険のことを振り返るのはそれはそれでささやかな楽しみだろう。

私は結婚して10年近くになるけど、夫婦円満の秘訣は会話や行動を共にするというコミュニケーションありきだと思っている。(もちろんセックスも大事だけど、あくまでもあらゆるコミュニケーションの1手段でありそれが一番重要じゃない)
定期的な食事タイムを持たないシャーロックが、ジョンの生活パターンに合わせて対面で語らう機会を設けるという特別な行動

友達または恋人などがいない孤独さや寂しさを、シャーロックは認識していたけど“そういうもので、それでいい”と思っていた。
ジョンは、シンプルに寂しかった。(生活も単調だったから、余計に)
二人で生活を共にし始め、さらには凹凸が絶妙に噛み合って、まるで夫婦のように一緒にいる空気を共有するようになったのだ。
お互いに埋め合ったのは、刺激やスリル、賞賛や賛美だけでなく、孤独な心のスキマだ。
それが、この最後のシーンに描かれている。

この幸せを知ってか知らずか、のんびりもぐもぐしているジョン。幸せも噛み締めろよおォ〜。
家族以外に、誰か信頼できる友達または友達以上の存在と、こんな時間を過ごしたことなどなかったであろうシャーロック。(友達などこれまでにいない)
おそらくシャーロックのほうが、表には出さずともこの時間のありがたみが身に滲みていただろう。
冒険だけでなくこんな穏やかな時間も、お互いにお互いがかけがえのない特別な存在になっていく重要なファクターだったに違いない。
(過去形なのは、まぁS3以降ジョンはそうじゃなくなっちゃうっていう悲恋ね…)

というのがこのS1-E2、死を呼ぶ暗号というお話。

 

つぎは、シーズン1のエピソード3「大いなるゲーム」について書く、つもり。

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