先日のシャーロック・ホームズ博物館記録のつづき。
入場券を購入して、いったんショップの外へ。
ミュージアムの入り口には、このスポットのもう1つの名物?になっているスコットランド・ヤードの警察(コス)のおじさんが立っている。
博物館に入る前に入場券のチェックをして中に通してくれる役割のほか、群がる観光客の写真撮影にも快く応えるという重要なミッションを負っているのだ。
リアルな体型をしている。
彼はカメラを向けると頼んでもないのにこんな顔をしてくれる。
だいたい観光客はみな、彼と並んで記念撮影をしていたけど、誰かと一緒に撮られる時でもこの顔をしていた。
彼が決めたのかミュージアムでそういうルールを作ったのか知らないが、これが彼のお約束のキメ顔らしい。
写真の隅っこに写り込んでいるように、彼と一緒に記念撮影をする用に、鹿撃ち帽とパイプが用意されていて、希望すれば軽いホームズコスをすることも可能。
パイプには口を付けないでね、とヤードのおじさんがそこばかり細く注意していて、さらにパイプを渡す前に、パイプの口の部分に毎度除菌スプレー?のようなものを吹きかけて布で拭っていたのが印象深い。
なんだか細かいところに気を使っているなあと不思議に思った。(そういうケアがないよりはマシだけど)
ヤードのおじさんについて、やたら長くなってしまったので先に進もう。
ミュージアムの入り口を入ると、そこはフラットの玄関。二人分の帽子がかけてある。(が片方鹿撃ち帽じゃないぞ)
よく見たら下の絵はライヘンバッハでホームズとモリアーティが滝に落ちるとこの挿絵だ。
目の前には2階へ上がる階段、テンション上がる。
メインの部屋が見えてきたーッ。
フラットの入り口を入ると、目の前には上階への階段がある…!
これ、SHERLOCKも、ジェレミー・ブレットのホームズも、その他ロンドンが舞台になっているようなドラマや映画でもよく見る間取りで感動する。
これがロンドンのスタンダードなフラットだ!ホンモノだー!と静かに興奮。
…荒ぶったけど、他国のいわゆるフラット型アパートはこれが当たり前の間取りなのかもしれない、けど、とにかく、日本の住宅文化にはないスタイルというだけで感動していた。
メインの再現部屋に入る手前、左手に寝室の再現部屋。
年代物と思われる家具や調度品が素敵、さらにこれを再現したシルバニアファミリーがほしい。
メインの部屋にキター!!!
ここに踏み込むと、ああやっぱり(やっぱりじゃない)存在してたんだな(存在していない)、とナチュラルに錯覚できるようになる。
意外と狭い、というよりソファ2個、テーブル、本棚、手前に机、入口の方には長椅子のようなソファとその奥にまた机がみちみちに置かれているので余計狭くなる。
こんな狭いとこで顔を突き合わせてたんだな〜あいつら、フフフって幸せになれる。
実験用机と二人の定位置から反対側の壁。
実験用机の上の壁にはライフルと銛がかけられている。
壁には暇つぶしにぶっ放した銃弾の跡がしっかりある。(なぜかガラスケースで覆ってある)
こうやって改めて見ていると、SHERLOCKの部屋の内装や各種配置が、いかにこの再現部屋がベースになっているかわかる。
(メインの制作二人がガチヲタだから当然といえば当然か)
コンパクトな食事用のテーブルと食器類のセットがとてもかわいい、ちゃんと本物のろうそくに火を灯してあるのだけど、うっかり倒れて火事にでもならないか余計な心配をしてしまう。
二人がここで額を突き合わせて食事をしていたかと思うと(自重)
なおホームズはまともに食事をしない模様。
二人の定位置のテーブルには、定番の変身セットが置いてあって、ソファに腰かけて記念撮影ができるようになっている。
もちろんこれが大人気で、ただでさえ狭い部屋の中に順番待ちの人もいたりするから、映り込みを避けて部屋の各所を撮るのが結構難しい。
だからなるべく早めに、まだ混まないうちに行くのが賢明だ。
ホームズスペース。
古い実験器具やよくわからない道具はもちろん、ベートーヴェンのボロくなった古いスコアなんかも置かれていて、細かい雑貨まで凝ってる。
暖炉の上。
右の写真の女性はもしかしてアイリーン嬢かしら。
この2階だけで結構長くなってしまったので、続きはまた今度。
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