西武ドームのオープン戦にて。
アーロム・バルディリス。
オリックスを自由契約になり、今年から横浜DeNAベイスターズに加入している。
二番手モスコーソのピッチングがひより始めた頃、(捕手以外に)一番初めにマウンドに来たバルディリス。
こういう場面では、捕手が一旦一呼吸おくため、または何かしらのアドバイスや打ち合わせのためにマウンドに行くことはよくあるが、必ずといっていい程毎回そこにいるのがバルだ。
そこにいる必要が本来なくても、いる。

モスコーソが外国人Pだから来てるのではない、行きたいから行ってるのだ。
バルのこの行為は、オリックス時代もよく見ることができた。
捕手の寅威君が戻った後もなお、なにかディクソンに言ってた。

これはマエストリ。

これは西君。
何言ってるかわかってんのバル?って思うだけでああかわいい、愛しい。

一塁走塁アウトの判定に対して、エキサイトしたゴッツ。
すーっと出てきて止めに入ったのはバルだけだった。
(一塁コーチャーの佐竹さんはそこにいて当たり前なので別)

聖母マリア並みの慈しみと溢れる愛。

このアウトでイニングチェンジしたから、他のみんなはさっさと守備の準備してたからねしょうがないね、バルも早く守備位置ついてー!
このように、バルはお値段以上にチームを想ってプレイしている。
大好きな選手だ。