3月27日。
私の人生を大きく大きく変えた、大好きな人の誕生日。
人生最高の推しメンに恋に落ちてからもう20年近くになる。
その間、私は上京し、東京で生きるようになり、夫と出会い結婚し、ひたすら働いて生きてきた。
20年近くも経てば、人は変わる。
彼はすっかり初老のおじさんになり、私ももう三十路を越した。
飽きっぽい性分もあって、かつての情熱も消えた。
消えたというと聞こえは悪いが、情熱はいずれさめ、エネルギーを注ぐ興味の対象は移り変わっていくものだ。
とはいうものの、彼の存在がどうでもよくなってしまったわけではなく、推しメンの殿堂入りをしたとでも表現すればいいだろうか。
今でも、特別な人であることには変わりはない。
毎年、この特別な3月27日になると、大好きな歌を聴いて彼に思いを馳せる。
ASKAの「同じ時代を」という歌だ。
大好きなフレーズ。
君を愛し続けたすべてを 明日の方へ送りたい
いつか遠い遠い未来の誰かに 伝えることができるなら
どんなに“君”が大切か。
どんなに“君”を愛しているか。
“君”を愛していることがどれだけ幸せか。
“君”への愛しさと、愛することで溢れる多幸感。
溢れる喜びと幸せを、できることなら未来の誰か(ASKA的には自分)に知らせたい。
誰かを全力で愛している(愛した)喜びとありがたさを代弁してくれる、素晴らしいフレーズだ。
3月27日。
ASKAの「同じ時代を」を聴きながら、大切な人と同じ時代に生まれて生きている幸せを、彼を愛することができた幸せに感謝するのが恒例になっている。
まっちゃん、53歳のお誕生日おめでとう。
(ただし聴くのはB’zの歌じゃない)