GO FOR IT,BABY-キオクの山脈、B’zの2012年にリリースされたシングル曲だ。
残念ながら公式で公開されてるPVが1コーラスまでなのでこの動画じゃ聴けないんだけど。
2コーラス終わってギターソロ入る前のブリッジ部分。
燃える朝の陽ざしを 全部おれにくれ
見当違いのふざけた理想 灰になればいい
オマエは何を言ってるんだ?
ともかく、この部分、ギターの松本がメインヴォーカルをとり、稲葉がコーラスをしている。
たまたま、フラットな心持ちでながら聴きをしてたんだけど、この部分になった時に今更気づいた。
・まっちゃん歌下手すぎ
・なのに主旋律、意味も意図もわかんなくてもはやカルト
まっちゃんかわいいかわいいで盲目になってたけど、改めて冷静に聴くとおかしい。
これはB’zの記念すべき?50枚目のシングルで、そこらへんの兼ね合いもあって「ちょっとプレミアム感出すためにやっちゃいました(ドヤ)」感あるけど、そんなこと知らなかったら戦慄するほどの違和感。
(ちなみに松本が主旋律パートを歌うのは、99年のアルバムBrotherhoodに収録されている「夢のような日々」以来13年ぶり)
歌下手なのは百も承知で別にいいんだけど(好きだから)、それをこのシングル曲でねじ込んでくるのが開き直ってんなって感心する。
気持ち悪さの主原因は「いきなり松本ヴォーカル」のトンデモサプライズはもちろんのこと、「控えめな稲葉のコーラス」も聴き捨てならない。
12歳の頃から数多の稲葉のコーラスを聴いてきたけれど、こんなにソフトに優しく、こんなにも主旋律(の松本)を気遣うように控えめに歌われてるコーラスなんてほかにない、異質すぎる。(聴けばわかるから聴いてください)
まるでピロートークのような甘さと優しさを醸し出すそれが、恐ろしく気持ち悪く面白い、カルト。
そうかこれはピローコーラスか。
通常通りコーラス録りして、ミックスダウンの段階でいくらでも音量絞ればいいだけの話なのにそうじゃない、もう主旋律(の松本)を意識したらこんなんできあがりました〜っていう実績、カルト。
95年のBUZZツアーで披露された松本ソロvocal曲「Don’t ask me,baby」という曲がある。
(後にソロシングル「THE CHANGING」として世にお披露目)
この曲の歌詞は稲葉が書き、コーラスも稲葉が行っているのでぜひ聴いてみて欲しい。
(メインヴォーカルは大目に見てください土下座)
http://www.nicovideo.jp/watch/sm1778909
この生意気でイケイケでノリノリなコーラス、指でも舐めながら後背位でガンガン突くような歌い方、so cool!!
これを知っているからこそ、余計にキオク〜のコーラスとあまりにも違いすぎていてやっぱり気持ち悪い(キオクのピローコーラスが)。
ということを改めて認識できたので書きたかっただけです。
超余談だが、この「GO FOR IT, BABY -キオクの山脈-」を登場曲にしている稀有なプロ野球選手がいる。
阪神タイガースの白仁田寛和投手、ご存知だろうか。
2007年の大学生・社会人ドラフト1位で阪神に入団、(確か)2008年から登場曲をB’zの「RUN」に設定していたもの2010年まで一軍登板なし。(投手の場合、登場曲はマウンドに上がる際に流される)
2011年は一試合だけ一軍の試合で投げる(投球回数1.1回)も、ビジターのマツダスタジアムでの登板だったためRUNのお披露目なし。
2012年は投球回数が2.2回に増えるも確か登場曲はB’zじゃなかった気がする。
2013年は登場曲をこの「GO FOR IT, BABY -キオクの山脈-」に設定、ああこれは本当のビズヲタですはというほくそ笑み感と「キオクかよ!」というツッコミたい感。
(相変わらず)二軍で修行を詰んだのち、9月になんと一軍帯同チャンスが巡り9/3にハマスタで初めての先発するってんでそれはもう推しメンそっちのでけで駆けつけ、6回1失点の好投、6年目にしての初勝利を見守ることができました。(もちろんビジターなんでキオクは流れないけど)
虎史上最遅!白仁田、プロ初先発初勝利!!(サンスポ)
5年間は「いつ上(一軍)に来るんかな〜」と待ってた選手(しかもビヅヲタ)の初勝利を見守ることができた幸せは筆舌に尽くしがたいものがあった。
今年2014年の白仁田君の登場曲はなんだろうな、といまから楽しみだ。(まだ今年用の情報になってない)