河津来宮神社

2013年の大晦日から2014年の元日にかけて、河津の温泉で年を越した
宿泊数は1泊のみ、河津から地元の清水まで初詣をしながら帰ろうという話になった。
せっかく河津に来たのだからと神社を探してみると、「河津来宮神社」があることがわかったので訪ねてみた。


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宿を出て、14号線を海方面へ車で15分程の左手側に来宮神社はあった。
街道沿いにあるわけではないため、すぐには見つけられなかった。
道の向こうの、小さな林のあたりがそうっぽい?と、カーナビの印も便りに進んでみると、畑のど真ん中に、小さな林に囲まれるようにして「河津来宮神社」はあった。

入り口の鳥居を抜け、参道を進む。
脇にはのどかに畑が広がり、田舎の神社さんの趣に、生まれ育った土地の古い神社さんを思い出した。

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古代から鎮座していて、708〜15年あたりに再建されたという記録が最古のものらしい。
参拝者は、ほぼ地元の方や、近隣の街の方と見受けられた。
由緒は古いが大きな規模ではないため、基本的にはローカルな人たちの信仰がメインのようだ。
参拝待ちの間、地元の人と思われる家族のお父さんが、子供に自分は子供の頃からここに初詣をしに来ていたという昔話や、どんど焼きの風習のことなどを大声で(おおらかに)語り聞かせていたのが田舎らしくのどかだった。

境内には茅の輪くぐり。

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拝殿。
一年の無病息災と、皆の繁栄をお願いした。

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「河津来宮神社」は、杉桙別命(すぎほこわけのみこと)を主祭神とし、五十猛命と少彦名命を相殿に祀っている。
古くは「桙別明神」、「木野(大)明神」、「来宮(大)明神」、「木野神社」、「木之神社」、「鬼崎(きのさき)明神」などと呼ばれ、キノミヤ信仰を有する神社とされている。
キノミヤ信仰とは、、神奈川県西部から静岡県伊豆半島にかけて相模湾沿岸部に分布している信仰だ。
「キノミヤ」は、木宮、貴宮、黄宮、木野宮、紀伊宮などと書かれ、祭神は一定でなく、樹木神か漂着神を祀る場合が多い、とのこと。

境内の奥には、国の天然記念物である周囲約14m、樹高約24mの、樹齢約1000年以上と言われる楠の木があり、この神社さんのシンボルとして佇んでた。
この来宮さんは、樹木信仰を意味する「木の宮」の意味合いもあるのだろう。
拝殿に参拝を終えた人が、そのまま奥へ足を運び、この大楠にも新年の挨拶を行っていたので私もならった。

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せっかく初詣に訪れたので、お守りと御朱印をいただいた。
お守りは、大楠を奉っている神社さんらしく、木の刺繍がされている愛らしいデザイン。

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この地方には12月18日から23日の間は、酒を断ち、鳥肉、卵を食べない風習(鳥精進・酒精進)があるそうだ。
杉鉾別命が酒に酔って眠っている時に野火に巻き込まれたが、鳥の大群が川の水を羽根に含ませて雨のように降らせ難を逃れたという逸話から、現在に受け継がれているらしい。
6日もの間、酒を飲まない生活をするのはアルコホリックな人はさぞかし大変だろうなぁ、と言いつつ、私は下戸なのでどれくらい大変なことかはわからないけれど…。(これを破ると、火の災いが訪れると言われているのでそっちのほうが大変だ。)

ユニークな言い伝えが残る、ローカルサイズののどかさが懐かしい神社さんでした。

河津来宮神社


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